5月から6月は青梅の出回る時期ですよね。
梅の木がある家庭も多く、 自分の庭の梅を収穫している人も いるのではないでしょうか? そういった方から青梅をもらったけど どうしたらいいのか分からず困った経験はありませんか? そこで今回は青梅について紹介していきます。
梅の特徴と言えば、あの酸っぱさですよね。
酸っぱさのもとである、クエン酸やリンゴ酸には、 疲労回復効果があったり、食欲増進効果や カルシウムの吸収を助けてくれる効果があります。
ですが、青梅には、梅自身が実を守るために、 「アミグダリン(青酸配糖体)」という物質を持っています。
この物質は毒であり、摂取してしまうと 呼吸困難やめまいといった症状がでます。
しかし、塩漬けだったり砂糖漬けにしたりして、 日数が経つと毒とされる成分が分解され、 美味しく安心して食べられるようになります。
青梅を梅酒にする場合の注意点
青梅で梅酒を作られる方も多いですよね。
ですが、梅酒を作る際には いくつか注意しなければいけない点があります。
- お酒
日本の法律では、お酒を作るときに 酒類製造免許や酒税の納税等が必要です。
これは梅酒にも当てはまってしまう可能性があるので、 注意が必要です。
自宅で自分が飲むために作るお酒は、 アルコール度数20℃以上のお酒であることと 酒税が課税済みのものという条件を満たしていれば 問題ありません。
なので、法律違反をしてしまわないように、 お酒選びに気をつけなければならないのです。
- 殺菌
梅酒は瓶の中で長い間発酵させて作るお酒です。
そのため瓶の中に雑菌が入ってしまったり、 梅に雑菌がついているとカビが生えてしまい、 せっかく作った梅酒が飲めなくなってしまいます。
そこで、梅をつける前には しっかりと洗っておくことが大切です。
瓶はしっかりと消毒をし、 梅は洗った後ザルに広げたり清潔なふきんで 水分を拭いたりして乾かしてください。
- 置き場所
直射日光が当たってしまうと、 瓶の中は気温以上の熱になります。 そうすると、梅酒の品質が大幅に劣化してしまうので、 直射日光が当たらない場所に置いてください。
参考にしてください!青梅の毒の抜き方
青梅は漬けたり加熱したりすることで、 アミグダリンという物質がが分解されて 安心して食べられるようになります。
この青梅の毒の抜き方にはいろいろありますが、 いくつか紹介していきます。
- 梅酒
アルコールでの加工は、塩と同じように 毒を分解する効果があります。
また、アルコールには殺菌効果があるので、 腐ることが滅多にありません。
- 梅干し
まず青梅を完熟させて塩漬けにし1ヶ月、 さらに1週間ほどの天日干しをした後、 半年ほど経てば美味しく食べられるようになります。
- 梅酢
梅干しを作った際に、 塩漬けした梅から上がってくるのが梅酢です。
そのまま飲んだり、ドレッシングとして利用しても 美味しいそうですよ。
- 梅シロップ
青梅や完熟した梅を砂糖に漬け込んで、 上がってきた上澄みで梅シロップを作ります。 それをジュースにしても美味しいですよ。
作った梅シロップを長期保存したい場合は、 加熱処理をした後に冷蔵庫に入れておけば安心です。
まとめ
私の祖母の家でも、夫の実家でも梅酒が作られていて、 台所の片隅にありました。
家庭で簡単に作れるのがいいですよね。
もし青梅を頂く機会があったなら、作ってみては いかがでしょうか?
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