令和の御代、天皇陛下は最初の国賓として25~28日に来日する予定のトランプ米大統領夫妻を迎えます。
当然、宮中晩餐会が開かれ歓迎の宴が催されることとなりますね。
前回のオバマ大統領の時は、夫人を同伴しないなど失礼な振る舞いがありましたが、
今回はそのようなことはなく夫人同伴であるようです。
過去の宮中晩餐会を参考に当日のメニューを予測してみました。
国賓および宮中晩餐会とは?
重複するかも知れませんが、改めて国賓と宮中晩餐会について復習してみましょう。
国賓とは
国賓とは,政府が儀礼を尽くして公式に接遇し,皇室の接遇にあずかる外国の元首やこれに準ずる者で,その招聘・接遇は,閣議において決定されます。
(宮内庁HPより)
天皇陛下の負担も大きいため、国賓待遇の元首は年間1~2人に限られます。
ちなみに、平成最後の年、平成30年の国賓は5月のベトナム国主席夫妻のみです。
また平成元年の国賓は10月のジンバブエ国大統領です。
外務省は外国の要人を招待する際の待遇を5種類に分けていて、国賓な該当しない待遇には公賓、公式実務訪問賓客、実務訪問賓客、外務省賓客があります。
トランプ米大統領の前回平成29年11月来日時は「公式実務訪問賓客」でした。
宮中晩餐会とは
宮中晩餐会のメニューは、基本はフレンチです。
概要は下記の記事を参照ください。
トランプ大統領夫妻接遇の宮中晩餐会のメニュー予測
宮中晩餐会は天皇陛下が国賓をもてなすという重要な場ですから、失礼があってはなりません。
外務省を通して、主賓の方の食文化や好き嫌いなどをすべて調査し、その上でメニューは決められます。
トランプ大統領はアメリカのファーストフードが好きで、お酒は飲まないようです。
ファーストフードというのは、マクドナルドとかですね。
それでも乾杯のグラスは挙げるので少しは飲むのかもしれません。
接遇のしようがないかもしれませんが、晩餐会は料理だけではないですからね。
宮中晩餐会の料理は正統派のフレンチです。
以下、これまでの開催時期とメニューを考慮して候補品目を予想してみました。
ワイン類
最初の乾杯はシャンパンで銘柄はモエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨンです。
年は決まっていませんが10年ほど前のものだそうです。
根拠は平成の晩餐会では必ずこれが出されたからです。
赤・白ワインは不明です。
スープ
コンソメで、清羹(玉子豆腐の浮かし)Consomme a la Royaleになる可能性大。
前菜1
真鯛巻蒸焼”Madai” a la Printaniere
もしくは
鱒包焼(伊勢海老、帆立貝)Truite Saumonee en Croute
では。
前菜2
牛繊肉ゼリー寄せFilet de Boeuf a la Mode en Gelee
もしくは
牛肉煮込冷製Boeuf Braise a la Gelee
では。
メイン
羊腿肉の蒸し焼き(付け合せは温野菜等)Gigot de Mouton Roti
になるのでは。
メイン料理は羊と決まっていますの、これは間違いないでしょう、
食材には皇室専用の御料牧場産の最上級品の羊が使われるそうです。
サラダ
デザート
こちらも富士山形アイスクリームGlace Mont Fuji が出るのが恒例です。
果物
メロンとイチゴでしょう。
5/28付記
実際の5月27日晩餐会のメニューは次のとおりです。
メインを見事に外しましたが、これは相手がトランプ大統領という、味音痴の人が主賓だったためでしょう。事前に外務省が確認した際には、羊でも構わないとのことのようでしたが、最終的に過度の配慮をして、牛ステーキ(カチカチに焼いて特製スープ添え)になったようです。
なお、トランプ大統領はアルコールは飲まないのですが、乾杯のシャンパンには軽く口だけつけ、あとはジュースだそうです。
トランプ大統領の前回晩餐会のメニュー(安倍総理主催)
前回来日時は、安倍首相夫妻主催で迎賓館で開催しました。
メニューは次のとおりです。
和食で歓待したということですね。
・前菜
・マツタケの茶碗蒸し
・伊勢エビサラダ
・佐賀牛のステーキ
・五目ご飯
・デザート
まとめ
はたして、予想は合っているでしょうか?
せっかくの国賓第一号の好みがファーストフードというのは残念ですが(笑い)
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