当家の猫は御年20歳近い。
生後すぐに貰われてきたが、これまでとくに病気らしい病気もしないで、飼い主に負担を掛けない感心な猫だった。
もちろん最近は年相応に歯が抜け、足腰も弱ってきているが食欲は旺盛。
耳も少し遠くなり、へんな大声で鳴くという認知症?的な振る舞いも出始めてはいる。
それでも高いところに登れなくなった以外、日常生活にとくに支障が出ているわけではない。
ところが異変が起きてしまった。
ある朝、猫砂がキレイなことに気が付く。
あ、掃除が楽だなと一瞬喜んでしまう。
しかし、この固形物が見当たらない状態が何日も続くとさすがに心配になってくる。
食欲も落ち始め、腹部が横に張り出してくる。
触ってみると固い。
これはヤバイと思い、ネットで検索してみても有効な情報は見つからず、
かえって心配させるような情報が多い。
いわく
老齢の猫は便秘にかかりやすいが、効く薬はない。
ほっておいても解消はしないので1週間ほどこの状態が続いたら、獣医に連れて行き便摘出をしてもらう必要がある。
しないと重篤な状態になることもある、、
実際に連れて行った人の感想も載っていて、痛そうで可哀そうだった、、
これで治るわけではないので、定期的に連れて行かなければならない等々。
猫の便秘に効くかも知れない方法としては
オリーブオイルを混ぜる、ビオフェルミンを飲ませる等が出てくる。
当家なりにいろいろ試した結果、ある方法で便秘が解消しました。
ネット検索では見つからない方法だったので、参考のために経過を記録しておきます。
対策1~2日目(オリーブオイル、マッサージ)
オリーブオイルを食事に混ぜる。
腹部をマッサージする。
結果は効果なし。
この時点で既に便秘になってから8~9日は過ぎている
いよいよ医者に連れて行くしかないかと思うが、
いや待てよ、猫は人間の薬が効くというから
ひょっとしてと思い、人間用の便秘薬を試してみることとする。
対策3日目(コーラック 1/4粒)
コーラック※(便秘薬)は人間では症状に応じて1から3粒である。
はたして猫はどれぐらい与えればいいのだろうか?
(これは自分のことだが、ある時なかなか効かないので量を増やしてひどいめにあったことがある)
そんなこともあるので、効き過ぎては困ると思い、まず1/4粒を与えてみる。
もちろん、普通では飲まないので二人がかりで口を開いて飲み込ませる。
結果は効果なし。
※ビューラックという薬もある。
対策4日目(コーラック 1/2粒)
量を1/2粒とする。(赤い1粒をカッターで半分に切断)
結果、効果あり!!
ただし、小さな固形物のみ。
対策5日目(コーラック 1/2粒)
同量。
同じ効果、固形物の量は少し多くなる
当初の仮定の確かさは証明された。
ただ、常用すると副作用が起こるかもしれないので、たまたま手元にあった生薬に切り替えてみる。
対策6~8日目(胃腸用生薬)
名称は「日野百草丸」
成分は、オウバエキス、ゲンノショウコ末等
効能は、食欲不振、胃部・腹部膨満感、胃もたれ等
服用量は人間の大人で1回20錠、1日3回、食前もしくは食後。
どれぐらい与えればよいか、不明だったが、とりあえず2錠を与えてみる。
結果は便秘薬と変わらず同じ効果だったので、3日ほど続ける。
腹部の張れも小さくなり食欲・元気とも戻ってきたので強制服用を中止する。
(生薬の替わりにビオフェルミンでも同じ効果が出たかもしれないが経験してないので不明)
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まとめ
はじめての経験で慌てたましが、人間と同じ薬が効くことを実感でき、無事もとに戻ったので一安心です。
ただ、量には注意する必要があります。
獣医さんに言わせると危険かもしれませんが、
今後は、もしなにか別のことが起こったとしても人間と同じ対応をしてもいいのではと思い始めている経験です。
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