迎賓館赤坂離宮の見学早わかりと予約無しでもOKの裏ワザとは?

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出典:内閣府HP

迎賓館赤坂離宮の内部が一般参観で見学できるって知ってました?
それまでは毎年夏の10日間公開のみだった迎賓館赤坂離宮が平成28年4月より通年公開されて大人気です。

明治以降の建造物として初めて国宝に指定された貴重な建物です。
その絢爛豪華な建物内部や庭園、ちょっと悲しい歴史をまとめてみました。

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迎賓館赤坂離宮の見どころと見学方法早わかり

迎賓館赤坂離宮


出典:内閣府

  • 所在地 -東京都港区元赤坂二丁目1番1号(地図)
  • 敷地面積 – 11万7000平米 (m2)

迎賓館赤坂離宮の用途は外国からの賓客の接遇です。
したがって支障のない範囲での一般公開なので急遽接遇が入った場合は一般公開が中止されることもあります。その場合は諦めてください。まあ、めったにあることではないでしょうが、、そのためには事前の公開状況の確認が必要です。

公開状況の確認と一般公開の申し込みは次のURLで可能です。 http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html

一般公開の事前申し込みは参観希望日のだいたい2か月目に募集が開始され抽選で決まります。 毎週水曜日は休館日です(5月3日を除く)。

参観コースのエリア区分


出典:内閣府

迎賓館赤坂離宮の見学にはエリアによって3つの方法があります。

1.前庭(上記図の黄色部分)

前庭 出典:内閣府HP

事前申し込みがいらなく、行けば無料で自由に見学できます。   見どころはフランスのヴェルサイユ宮殿を模したその全貌が見られることです。

2.本館・主庭(上記図の青色部分)


出典:内閣府HP


出典:内閣府HP


主庭 出典:内閣府HP

事前の申し込みが必要です。 料金は、大人1,000円、中高生500円、小学生以下は無料です。   見どころは明治西洋建築の粋をあつめた豪華な内部で今回の公開のハイライトとも言えるでしょう。

3.和風別館 遊心亭(上記図の赤色部分)

出典:内閣府HP

事前申し込みが必要です。またこちらを申し込めば、上記の本館・主庭の見学もできるので、 両方見たい場合はこちらを申し込みます。ガイド付きの少人数での参観となります。 料金は、大人1,500円、中高生700円です。(小学生以下は参観できません)  
見どころは本館とは対照的な日本建築と日本庭園が見学できることです。

事前申し込みを忘れていても参観できる裏ワザとは?

事前申し込みの締め切りは募集開始から5日間ほどです。 東京に行く用事ができたので、ついでに参観したいと思っても既に事前申込期間は終わっています。
そんな場合でも団体ツアーならまだ大丈夫かもしれません。 いちど確認してみてください。

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迎賓館赤坂離宮の建築の由来とちょっと悲しい過去を探ります

迎賓館赤坂離宮の設計者は片山東熊です。鹿鳴館などを設計したお雇い外国人建築家ジョサイア・コンドルの弟子です。
1909年(明治42年)に嘉仁親王(後の大正天皇)の東宮御所として元紀州藩の屋敷跡に建てられた日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築です。
嘉仁親王が天皇に即位した後は離宮として扱われ、「赤坂離宮」と改められました。 ただ、住居としての使い勝手が必ずしも良くなかったことから、嘉仁親王もあまり使用することはありませんでした。 昭和天皇も皇太子時代に一時利用しましたが、天皇即位後は離宮としてもあまり利用しませんでした。 やはり日本の皇室には向いていないのでしょう。
敗戦後は、国立国会図書館や東京オリンピック組織委員会などに使用されていました。
その後、外国賓客に対する迎賓施設とすることが決定されて、改修工事を経て1974年(昭和49年)に現在の迎賓館が完成しました。
また、同時期に、谷口吉郎の設計により和風別館游心亭も新設されました。

新装なった迎賓館に迎えた最初の国賓は、現職のアメリカ大統領として1974年11月に初来日したジェラルド・フォードでした。

まとめ

明治期に西洋を模して作られたわけですが、日本の生活習慣とはあわず、皇室もあまり利用されなかったのはしかたありません。

ヴェルサイユ宮殿の亜流だと非難する人もいますが、日本の美意識も入っているので、明治時代の一つの典型として素直に評価してもいいのではないでしょうか。

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