コロナウイルス感染拡大によって、日本・世界がある意味パニックになっています。
無定見でやった振りをしたいだけの安倍政権は総合的な視点もなく、科学的根拠もなしに、自粛・自粛を保証もせずに国民に押し付けています。
ただ、この無能で国民を守る気持ちのない政権を選んでしまったのは、国民の責任でもありますので、自分の身は自分で守るしかありません。
PCR検査の件数が少ないなどとの批判はありますが、日本の状況はヨーロッパ・アメリカに比べて、それなりにコントロールされています。
その一因として、BCG注射なども挙げられていますが、最近注目を浴びているのは、
ほとんどの日本人が飲んでいる「緑茶」に含まれている成分です。
それは「EGCG」というもので、原料は同じ茶葉ですが、紅茶・中国茶・ほうじ茶には含まれていません。
緑茶に免疫力をあげる力があるというのは、昔から言われていましたが、新型コロナウイルスにも有効ではというインドの論文が掲載されたそうです。ただし、査読前なのでその点は、ご承知ください。
上図は新型コロナウイルスの構造タンパク質と機能タンパク質を示す説明図。分子ドッキングに基づいて、赤いボックスは、新型コロナウイルスの伝播を防止するのに役立つ、推奨される食物植物化学物質を示しています。赤いボックスで、植物化学物質はそれらの活動の降順で配置されます。EGCGはすべての標的タンパク質に対して最も活性が高く、新型コロナウイルスを殺す能力を持っている可能性があります。
との説明です。
要は新型コロナウイルスは、スパイクという突起状のもので人間の細胞にあるレセプター(ACE2他)と結合して人間の細胞に入り込むのですが、ECGCはレセプター側の結合部分に、予め蓋をしておくとこでウイルスが細胞に入り込むことを防ぐ効果があるということです。
下記は論文の紹介をしている動画です。
要約すると、”これらの食物分子の中で、緑茶に豊富に含まれているエピガロカテキンガレート(EGCG)は、COVID-19に対する最も活性な薬剤として発見されました。”
とのことです。
論文からの引用。
私たちの結果は、緑茶の主成分であるエピガロカテキンガレート(EGCG)が、SARS-CoV-2のドッキングされたタンパク質の結合部位にうまく適合できるリード化合物であることを明らかにしました。
これらの食物分子の中で、緑茶に豊富に含まれているエピガロカテキンガレート(EGCG)は、COVID-19に対する最も活性な薬剤として発見されました。
論文へのコメント
スクリーニングのアプローチに感謝します。日本の緑茶は発酵していないお茶です。そのため、カテシン成分を多く含んでいます。EGCGは、タンパク質への結合が容易で、感染性スパイクを早期にカバーできるという特徴から、上気道部分のウイルスを不活化するのに効果的であると私は信じていました。
まとめ
緑茶にのみ含まれているカテキンの一種、EGCG(エピガロカテキンガレート)は新型コロナウイルスの予防に効く可能性はあるらしいですね。
ただ、この論文が取り扱っているのはEGCGについてであって、緑茶そのものではないことは注意しておきましょう。
成分のEGCGと飲料の緑茶そのものは違います。
ただ、緑茶が免疫力をあげることは昔から広く知られています。
我々日本人にとって緑茶は日常の飲み物なので、これを機会に、
飲む機会を増やしてみてもいいかもしれません。
コメント