うちは一人っ子です。 高齢出産で、またなかなか子供を授かれなかった私は、子供が一人いるだけで十分だと思っていました。 でも子供を産んですぐ、 「もう一人頑張るんでしょ?一人っ子はかわいそうだもんね」や、 「一人っ子は大人になってから相談相手がいなくなるから、一人じゃない方がいいよ」 などとよく言われたものですが…。 でもインターネットやテレビドラマを観ていると、 「一人っ子だからわがままに育ってしまって…」というセリフや 「一人っ子は甘やかされて育つ」という投稿を見たりして、やっぱり一人っ子はよくないのか!?と考えてしまったりの日々もありました。 という私も、一人を産んだ直後は一人っ子でいいと思いながら生活しており、 子供をたくさんの人に会わせようと、 町内のいろんなサークルに参加したり、 お友達と遊ばせるようにいろんなところに出かけました。 生まれ持っての性格なのか、いろんなところに出かけたりの経験が良かったのか、 おかげさまで息子は人見知りすることなく、お友達をはじめ人が大好きな子に育ちました。 最初は一人っ子でいいと思いながら子育てしていましたが、子供を育てているうちにやっぱりもう一人欲しいと思うようになり、いろいろ頑張ってみましたが残念ながら授かりませんでした。 一人っ子には、最初から一人だけでいいと思いながら育てている家庭もあれば、二人目以降が欲しくても授からない家庭、身体の調子が悪くて産めない人、経済的に一人しか産めない家庭、いろいろあると思います。 なので一人っ子の家庭に対して 「一人でいいの?」「一人っ子はかわいそうよ」などと気軽に声をかけるのって、 本当にデリカシーがないな…と自分自身がいろんなことを経験して感じるようになりました。
二人以上を育てる母の方がすごいの!?と思わせるママ友の言葉…
先ほども書いたように、うちは一人っ子です。 一人っ子だから子供一人のことだけを考えればいいので、生活のリズムも一人に合わせるだけで楽なのかもしれません。 二人以上の子供を育てた経験がない私には、二人以上の子供がいるお家のことは分かりません。 でも子供がひとりでも、一生懸命大事に育てていることには変わりなく、 子育てや家事に対しての「手抜きの方法」が私にはよく分かりません。 子どもが2歳前後のとき、周りに2人目ラッシュが来ました。 そのときは、正直「うらやましいな」と思いました。 そんなとき一人のママ友が「みんな二人目できて、正直一緒に遊ぶのしんどいと思わない?ごめんね」と言いました。 「ごめんねって…なに?」と思いました。 別にあやまってもらうことじゃないし…。 そのあとも、そのママ友にはいろいろ言われました。 悪気がないだけに、対応に困りました…。 我が家は、基本的にパパも私も休日家でじっとしていることが苦手で、休日もよくおでかけしていました。 息子が小学生になった今も、その習慣は続いています。 そんな話をそのママ友としているときに「子供二人連れて行くのは大変だから…。 一人だったら抑えられるものも、二人いたらめちゃくちゃになるのよ」と言われたり。 また「もうすぐ夏休みだね~」と話していたら 「毎日二人が家にいたら大変よ。一人だったら相手できると思うんだけど」。 何かにつけ「二人相手は大変。一人だからわからないと思うけど」のように言われ、正直二人以上のままは、一人っ子のママより優れているのか?と思ったこともあります。 でも我が家は我が家。 うちのやり方があるし、子供に対しては本当に一生懸命やっていた、やっているとの自負があるので気にしない方がいいのかなぁ…とも思いました。
一人っ子も自信を持って育てましょう☆
一人っ子を育てるうえで、やっぱり考えることがあります。 子どもが一人なのに、子供に対してすごくイライラしてしまったり、子供が一人なのにその子供が風邪をひいたり熱を出したときは、一人だけのことも体調管理してあげられないと思ってしまったり。 確かに子供が複数いたら、一人が風邪をひいたり体調をくずしたら順番に移ってしまうってこともありますもんね…。 子どもが3歳のときに参加していたサークルの座談会で私はこんな相談をしました。 「二人以上お子さんがいらっしゃるお母さんもしっかり子育てされているのに、我が家は一人っ子なのに一人に対してすごくイライラしてしまったりするので、もっと余裕を持って子育てするにはどうすればいいのでしょうか?」 そのとき、保健師さんが一人っ子を育てるママにとってとても力になる言葉をくれました。 「一人っ子は子供が一人だから楽だって思っている人もいるけど、子供が一人だから何があってもその子供に目を向けてしまうでしょ? 二人以上いたら、一人に対してイライラしてもほかに逃げられるし、兄弟がいれば子供同士で遊ぶことも多いから親がずっとかかわらなくても良くて、どっちかと言えば一人っ子の方が親は大変かもしれませんね」 私はこの言葉で本当に救われました。 たくさん産んだから偉いわけじゃない。 自信を持って、うちの一人息子を大切に育てようと、以前より強く思ったのを覚えています。
まとめ
一人っ子でも、おかげさまで今のところうちの息子は、 人見知りもなくお友達とトラブルを起こすこともなく、天真爛漫に育っていると思います。 でも幼稚園や学校のカルタ大会の練習などは、どうしても大人が相手になり大人がわざと負ける…というようなこともあるので、兄弟同士で真剣勝負で練習をしているお友達にはかなわないこともあります。 また、家事をしているときなどふと見ると、一生懸命一人で遊んでいたりすることもあり、兄弟がいたらいいなと思うこともあります。 しかし、息子は一人っ子でも楽しく元気に生活しているし、毎日幸せそうです。 二人以上生んだママが優れているわけではなく、子供を尊重し大切に育てていくことをしっかり考えたいと思います。
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