学生時代に野球をやっていたけれど、社会人になって遠ざかったという方は多いと思います。
60歳を迎え、もうあの頃のように力強く 球が投げられたり、バットが振れないという方もいますよね。
それでも野球が好きだし、久々にプレイしたいという思いを抱いている方もいると思います。
そんな方におすすめしたいのが、還暦から始める『還暦野球』というものです。
60歳を迎えて、学生時代の頃のようにはいかなくても、身体はまだまだ元気です。
そこで運動がてら、好きな野球をしてみませんか?
還暦野球連盟とは?その発祥の歴史と組織
還暦野球とは60歳になった人が参加できる野球組織で、ほぼ全国都道府県に還暦野球連盟があります。
発祥は群馬県前橋市で、1979年に7つのチームが誕生したことからだといわれています。
年々チームの数が増えていて現在は、 登録チーム数で500チーム以上、未登録を入れると1,000チームがあると言われています。
そんな還暦野球は、各都道府県連盟主催の公式試合及び各種選抜大会が開催されています。
また、1年に1回、都道府県代表による 全日本還暦軟式野球選手権大会も行われていますよ。
まるで甲子園みたいですね。
また、70歳以上の選手が参加する古希大会、75歳以上のグランド古希大会も行われるようになり、古希大会の参加チーム数も年々増えています。
還暦野球と普通の野球はルールがどう違う?
還暦野球は普通の野球とは何が違うのか、 まずはルールを知っておかないと楽しめませんよね。
そこで、違いを比べてみました。
プロ野球 | 還暦野球 | |
ボール | 硬式ボール | 軟式ボール |
イニング | 9回 | 7回 |
投手板から塁までの距離 | 18.440m | 16.3m |
塁の間の距離 | 27.431m | 25m |
人数 | 9人以上 | 11人以上 |
ルールは基本的には普通の野球と同じですが、塁間や投手と本塁間の距離がそれぞれ約2メートル短くなっています。
また、ボールは軟式高校野球が使う Aボールというものがありますが、それに比べ、直径で2ミリ小さく、重さで1グラム軽いBボールを使います。
その他、安全のためヘルメットや捕手のプロテクターなどが義務づけられています。
還暦野球を始めるには、まず地元団体の検索を
2016年に群馬県で開催された、第32回全日本還暦軟式野球選手権大会では、神奈川県の「川崎ドリーム」が優勝しました。
決勝は、宮城県の「宮城ドリームズ」との対戦で、熱い試合が行われました。
ちなみにこの大会に出場したチームは 64チームもあります。
近場にあるほうが参加しやすいと思いますので、
まずは自分の住んでいる近くにないか探してみましょう。
まとめ
昔のようにはいかなくても、同じ年代の人が集まれば話に華が咲くでしょうし、楽しければ笑顔になります。
笑うことで、ストレスの軽減にもなりますし、楽しい気分やリラックスした状態になれば、記憶力も向上します。
試合を家族に見に来てもらって、 「お父さん、かっこいい」と思わせちゃいましょう♪
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