ともかく海水浴をしたいあなたに!お盆の海はクラゲがいっぱい!?

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毎年お盆に海の近くの夫の実家に帰省しているあなた。
子供が大きくなって近くの海に海水浴にいきたいと言い出しています。
ただ、心配なのはクラゲですね。
お盆過ぎの海はクラゲが大発生するので海に入るのはやめた方が良いと ママ友から言われました。

本当のところはどうなんでしょう。

心配なお母さんのために猫の手を借りて調べてみました。

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お盆の時期にクラゲ大発生は本当か?

結論から言うと当たってもいるし外れてもいます。

本当はお盆前でもクラゲは沢山海の中にいます。
海水浴場での被害が多いアンドンクラゲでいえば 6月下旬ごろにイソギンチャクのような状態の『ポリプ』※から遊離して、 9月までの3カ月で最大サイズまで成長するといわれています。 つまり、お盆前にも小さなアンドンクラゲは存在しているわけで、 お盆時期やその後に「突然、発生」するということではありません。


※ミズクラゲのポリプ 出典:https://ameblo.jp/kuragetofuwafuwa2/entry-12280193114.html

大きくなって目につき、被害が増えてくるのがお盆頃というのが本当のところです。 特に西日本では、お盆以降に多くの海水浴場がこのアンドンクラゲの多数出現により、閉鎖されることもあります。
アンドンクラゲが出現するのは沖縄県から北海道南部までです。
ただし、発生する(ポリプから遊離する)のは、西日本が北限といわれているので、西日本でお盆時期の被害が目立つのかもしれません。

西日本以北は、海流にのって現れることになりますので、出現する時期も北に行くほど遅くなります ただ温暖化によって、発生する時期が早く長期間に及ぶ可能性が増えているので、 たとえお盆前であっても「海水浴=クラゲに刺される」という危険は常にあると考えたほうがいいですね。

 

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日本の海で良く見かけられるクラゲと危険なクラゲ一覧!

次の4種類が日本の海では一般的です。
刺された時の危険度はミズクラゲが一番小さく、カツオノエボシが一番大きいです。

ミズクラゲ

海で一番見かける種類です、刺されてもチックとするぐらいで痛みもあまりなく毒性も強くありません。

アンドンクラゲ

アンドンクラゲは小さくて透明のため、海中で見つける前に刺されてしまいます。
通称電気クラゲともいわれクラゲ被害の代表です。
刺されるとビリッとした激痛があり、触手が触れた跡が赤くミミズ腫れになります。
大事に至るような症状が出ることはほぼありませんが、ミミズ腫れは数週間残ることもあります。

アカクラゲ

出現数はさほど多くありません。 比較的大きく色も赤いため目立ちやすいですが、触手が1m以上あるためその長い触手に触れてしまうと刺されます。
刺されるとヤケドに似た痛みが走り、みみず腫れや水疱、時に呼吸困難を引き起こすことがあります。
アカクラゲの毒性はとても強いので、砂浜に打ち上げられた死骸でも触れないでください。

カツオノエボシ

4つの中で一番毒性が強く、最も危険とされています。
傘の直径は10㎝程で、青くて透明なビニール袋のような見た目をしています。 海面下の触手は長さ10~50mくらいあり、これに触れると刺胞が発射されて刺されます。
アンドンクラゲと同様に、刺されると即激痛が走り、刺された部位はミミズ腫れになってしまいます。二度目に刺されるとアナフィラキシーを起こし、ショック死する危険があります。
命の危険もあるクラゲなので要注意です。

クラゲに刺されない方法と刺された時の正しい対処法

クラゲの危険は分かったとして、それでも海水浴をしたいのなら、事前準備と刺された時の対処法を覚えておきましょう。

危険を避ける一番良い方法はクラゲ除けのネットが設置されている海水浴場を選ぶことです。
ただ、予定の海水浴場が決まっている場合はそうもいきませんよね。

クラゲに刺されないための出来る限りの対策

・上半身はラッシュガードを着用

・下半身はスポーツ用のタイツを着用

・露出部分には「クラゲ除けローション」を塗る

という方法です。

刺されてしまった時の正しい対処法は?

すぐ陸上に上がり、刺された場所を海水で洗い流します。
水道水は浸透圧の差で毒液が体内に流れてしまう危険があるので絶対やめましょう

刺傷場所を確認して、触手が付いている場合はタオルなどで取り除きます。
手で触るのは厳禁です。 (クラゲの触手は透明で見えにくいので分かる範囲で取りましょう。)

触手が残っている場合は氷水で冷やすと痛みが軽減します。

「抗ヒスタミン軟膏」や「副腎皮質ホルモン軟膏」があれば塗ります。
ムヒなどの虫さされ薬のほとんどが「抗ヒスタミン軟膏」ですので、蚊対策用に持っていたのならクラゲにも役立ちます。

★呼吸困難や麻痺等のショック症状が出ている場合は、

救急搬送を依頼して速やかに病院に連れて行きましょう。

可能ならば、人口呼吸や心臓マッサージなどの応急処置をします。

まとめ

お盆後に多いクラゲはアンドンクラゲですが、温暖化の影響で出現時期が早まってきています。

刺されないための予防と対策は? 基本的に、肌を出さないことと、露出部分にはクラゲローションを塗ることです。
クラゲの少ない海や、クラゲ防止ネットが張ってある海水浴場で遊ぶことも対策です。

ちょっと海に入るのが怖くなったかもしれませんね。

ただ、いたずらに怖がるのではなくしっかりクラゲ対策するか、 砂浜や波打ち際で遊ぶだけはクラゲの心配はありません♪

代表的な夏の遊びの海水浴。
砂浜だけでもお子様は十分満足するのではないでしょうか。

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