日本人は意外と知らない?!旧暦とは何だろう?簡単にご紹介します!

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新暦と旧暦という言葉を聞いたことがありますよね。

旧暦ってなに?とお子さんに訊かれたら、すぐに答えることができますか? お子さんに簡単に説明できるように、 旧暦と新暦の違いなど、ご説明しちゃいましょう☆

旧暦とは、日本で明治の初めまでずっと使われていた太陰太陽暦(天保暦)のことを指します。 お月様の満ち欠けの周期を基準にした暦のことを太陰暦と言いますが、 ただ単純に月の周期だけでは、太陽暦の1年365日と段々誤差が大きくなってくるので太陰暦を基準にしながら太陽暦との誤差を調整する仕組みも取り入れています。

月は29.53日の周期で規則的に満ち欠けするので、 太陰暦は、自然に発生したと言われています。 太陰暦では大の月は30日、小の月は29日で数えられ、 一年は12ヶ月と新暦と同じですが、 太陰太陽暦は太陽歴との調整のために閏月というものを入れますので、1年が13か月となる年もあります。 太陰暦の一年は354日あるいは355日となります。

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新暦と旧暦について比較してみました

では、新暦と旧暦の違いは何なのでしょうか?

新暦は旧暦と違い、太陽暦のことを言います。 地球が太陽の周りを一周するのに約一年(365.2422日)かかり、 それを元に、一ヶ月の日数が割り出されました。

簡単に言えば、旧暦は月の公転周期を基準としますが、太陽暦との誤差調整の仕組みが繰り込まれています。 新暦は地球が太陽の周りを一周するのにかかる日数で決められています。

しかし、太陰暦では一年は354日もしくは355日、 新暦では一年は365日もしくは366日と10日から11日も違います。 そのため、季節がずれてくるので 旧暦では19年に7回、13カ月になる年を設けて、季節を調整していました。 閏月というものです。 この季節を調整する方法は 太陰太陽暦とよばれ、江戸時代まで使われていましたが、 明治時代になり、西洋に合わせて 太陽暦いわゆる新暦が使われるようになりました。

切り替え日は旧暦の明治5年11月16日(新暦では12月3日)で、 この日が新暦の明治6年の1月1日となりました。 つまり明治5年は12月が無くなったわけです。 一説では公務員の俸給を減らすための策だったともいわれています。 明治政府の11月9日付の告示(太政官達第337号)からわずか7日後の切り替えです。 いまならそんな暴挙は認められないということで大騒動になっていたことでしょう。

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旧暦の簡単な覚え方をご紹介!

旧暦を簡単に覚える方法はあるのでしょうか?
昔の言葉と思うと、難しいと考えがちですが、 覚えるためにはできるだけ簡単に覚えたいものですよね。

1月(睦月むつき):お正月に親族が集まり「仲睦まじく」
2月(如月きさらぎ):寒い季節に着物を重ね着する「着更着」
3月(弥生やよい):暖かくなり、草木が生い茂る   「いよ生い→いやおい→やよい」
4月(卯月うづき):新年度、新生活を連想する「初・産まれる月」
5月(五月さつき):耕作の時期「早苗を植える月」
6月(水無月みなづき):田んぼに「水を引く月」
7月(文月ふみつき):七夕に短冊など「文を書く月」
8月(葉月はづき):陰暦の8月は秋。「葉が落ちる月」
9月(長月ながつき):秋の夜長を連想する「夜が長い月」
10月(神無月かんなづき):全国の神様が出雲大社に集まり   全国の神社に「神様がいない月」出雲周辺では「神有月」といいます。
11月(霜月しもつき):寒くなる季節「霜が降りる月」
12月(師走しわす):年の瀬で「お坊さんや師匠が走り回るほど忙しい月」

代表的な覚え方をご紹介しました。 歴史の年号を覚えるときと同じように、 自分ならではのごろ合わせを考えても、面白いですね。

まとめ

最近は使われなくなった旧暦ですが、 俳句を詠んだり、歴史を調べたり行事を行うときには 旧暦は必要になることがありますし、知っていると便利です。

新暦と季節感が違い戸惑うかもしれませんが、 これを機会に家族でもう一度、おさらい、勉強するのも 悪くないですね!

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